歯ブラシ持参のお願い。

こんにちは。
院長の羽尾です。
今月6月4日は、
「むし歯予防デー」です。

6月4日の「むし歯予防デー」はいつから始まったのか、ご存じですか? 

今から90年前の1928(昭和3)年、「6(む)4(し)」にちなんで、日本歯科医師会が実施したのが始まりです。

そ・し・て、

当歯科医院での歯ブラシ指導・クリーニング時に使用する歯ブラシを完全廃止にしてから約3ヶ月が経ちました。

ほとんどの患者さんが歯ブラシや歯間ブラシ・その他ホームケアで使用中のグッズをお持ちいただいています。

ご協力ありがとうございます。

歯ブラシ持参システムを導入したのは、衛生面の向上とお口の中にあった清掃器具で効率良くホームケア出来ているか確認させていただくことを目的にはじめました。

患者様がお持ちになる歯ブラシを拝見していると、本当にたくさんの歯ブラシがあり、その歯ブラシを選択した理由も様々です。

「歯周病って言われるから歯周病用を選んだ」

「家族が購入してきたものがあったから」

「すぐ広がるから安いのを選んだ」等々。

ドラッグストアなどには多くの歯ブラシがならび、デザイン・価格もさまざまです。

では、市販されている歯ブラシや歯磨き粉と歯科医院でしか販売していない「歯科医院専売品」は、何が違うのでしょう?

歯みがきは手で行うので、歯や歯肉に伝わる力加減は毛の硬さと毛の長さ、形状などが大きく関係します。

市販の物は毛の長さが規格で決められているので各メーカーは毛先の固さや形状でしかバリエーションを増やすことはできず、各個人の汚れの付き方や歯並び、力加減、歯を磨く時間の長さ、歯周病の進行具合や歯肉の腫れの程度に合わせたオーダーメイドの歯ブラシというより、どなたでもある程度の汚れがとれる様に平均的に設計されています。

歯ブラシを選ぶ際には、ざっくりと柔らかめ・硬め・歯周病用などといった表記から自己流で自分のお口になんとなく合っているものを選択している方も多いかもしれません。

また、歯みがき粉は、薬用成分などの配合されている種類や濃度も歯科で売られているものより低く、種類も限られているので、その効果には大きな差が生じます。

歯科専売のものは規格に縛られることなく、各歯科メーカーが研究データに基づいて科学的に開発しているため、毛先の形状や長さ、大きさ等をさまざまに組み合わせて、むし歯予防用、歯周病予防用、炎症がある歯肉用、親知らず用、ホワイトニング用 矯正用など、たくさんの種類の歯ブラシがありますが、市販品と比べると価格が高くなるのはこのためです。

日々の習慣として行なっている歯ブラシかもしれませんが、もっとも大切な予防歯科治療の1つです。
お口にあったものを正しい方法で使用し、効率よく効果的にホームケアしていきましょう。

予防に勝る治療はありません!

歯ブラシは、お家でできる最大の予防歯科 「治療」 です!

羽尾歯科医院 春日山では、お口の中の歯や歯ぐきの各種検査、唾液の検査、食生活のチェック、歯の磨き方のチェックと指導などをしっかりと行い、患者さん一人一人のお口のリスクに合わせた科学的データに基づくテーラーメイドの予防歯科を行っております。

そのためにも、自分の健康と健口のためにも、毎回の歯ブラシの持参を今後とも宜しくお願い致します。

歯ブラシとフロス・歯間ブラシはどちらを先にした方がいいの?

今日は、歯磨きの時のグッズの使用順番についてお話ししたいと思います。

当院では、毎日の歯磨きの際に歯ブラシでのブラッシングだけでなく「デンタルフロス(糸ようじ)」や歯ぐきが下がった奥歯などには、「歯間ブラシ」を毎日の歯磨きの習慣に取り入れてもらえるよう患者さんへ歯磨き指導を行っています。

そんなとき、患者様からどっちからやった方がいいの?
と聞かれることがあります。

答えは・・・「フロス・歯間ブラシが先」の方がおすすめです。

なぜかとういうと、

①フロス・歯間ブラシ→②歯ブラシ

の方が歯垢の除去率が良くなるからです。

米国歯周病学会誌
「フロスは歯磨きの前に行うことが最も効果的に歯垢を除去する理想的な順序である」という研究結果が報告されています。

また、歯と歯の間に詰まった汚れをフロスや歯間ブラシで取り除いてから磨くことで、歯ブラシにつけた歯磨き粉の有効成分(殺菌成分やフッ素など)を歯間部にも行き渡らせることができます。

そして、ついフロスを忘れてしまったり明日でいいか…となってしまう方も、先にフロスから始めれば、忘れてしまうリスクも減ると思います。

歯ブラシのみでの歯磨きでは歯垢除去率は60%です。

しかし、フロスや歯間ブラシを併用すれば、80%まで汚れを落とすことができます。

また、虫歯の好発部分は歯と歯の間です。

もう少し詳しく説明すると、歯と歯が接するコンタクトポイントの1mm下が虫歯の発生しやすいプラークがたまりやすい場所です。

そこにアプローチできるのはフロスです!

フロスを使用することで虫歯の予防効果が高まります。

また、虫歯の早期発見につながります。

歯と歯の間の虫歯を自分の目で発見するのは難しいです。初期の段階だと症状もありません。

しかし、フロスを使用していると、フロスが引っかかる、切れてしまうことがあります。

その場合、その歯と歯の間に、虫歯ができている可能性や、詰め物が合っていない可能性があります。

もし、フロスが引っかかるところがあれば、早めに歯科医院でチェックされることをお勧めします。

現在、日本でのフロス使用率は2割だそうです。

しかし、当院の患者さんの半数以上の方は歯磨きの際にフロスや歯間ブラシを使用されています。

フロスや歯間ブラシの使用は、虫歯・歯周病・口臭の予防に効果的です。

なるべく多くの方に、歯磨きの習慣アイテムの一つに取り入れてもらえるよう今後も取り組んでいきたいと思います。

フロスや歯間ブラシにも種類やサイズ、使い方のコツなどもあります。

分からないことや聞きたいことがあればいつでもお気軽にご相談ください。