2026年ハロアル 20周年の現地活動に参加して

2026年2月6〜10日の期間、高校1年生の次男みっちゃんと「ハローアルソン・フィリピン医療を支える会」の現地活動に参加してまいりました。

私たち ハローアルソン・フィリピン医療を支える会は20周年を迎え、今年もフィリピン現地にて日本の高校生達と共に歯科医療ボランティア活動を行いました。

今回の私のハロアルに参加するに当たってのテーマは『歯を「なおす」から「まもる」へ』です。

今回の活動で私が大切にしたのは、「歯をなおす医療」だけでなく、「歯をまもる医療」への意識を伝えることでした。

現地では、歯の治療費がとても高額で虫歯や歯周病が進行してから初めて歯科を受診するケースが多く、治療だけでは限界があるためどうしても抜歯の処置が多くなってしまいます。

そこで、今回は子どもたちを中心に、一緒に参加してくれる高校生達が歯みがき指導(TBI)や、なぜ毎日のケアが必要なのかを、紙芝居やフィリピンでも人気のある日本のマンガキャラクターを活用してのイラスト説明、実演指導を交えて分かりやすく伝えました。

「朝と夜に歯をみがく」「横に強くこすらず縦に動かす」「砂糖のとり方に気をつける」
こうした小さな習慣が、将来の健康と笑顔を守ることを、子どもたちは楽しみな
がら学んでくれました。

歯科医療は、痛みを取るだけのものではありません。正しい知識と予防があれば、多くの病気は防ぐことができます。

高校生と一緒にフィリピンの人達の歯の治療を行います。

「できる人ができない人のために何かをする」の理念の元に。

歯の治療が初めての女の子は、歯の麻酔が怖くて体全体が震えていました。

そんな震える手を高校生達が握りしめ「カヤモヤン(=現地の言葉で、頑張って)」と声をかけ励ましてくれます。

私たちはこれからも、治療と予防の両輪で、フィリピンの人々の健口と未来を支えていきたいと思います。

笑いは社会の潤滑油!

笑顔は、世界の共通言語!

「ハオちゃんのことを嫌いになってもジョリビーのことは嫌いにならないで下さい!」って林会長も言っています。

さらに、さらに、
2年前に私がみっちゃんと一緒に治療した患者さんが、今回私たちを見つけてくれて声をかけてくれたサプライズもありました!
ボランティアの奇跡です!

👆こちらは今回の写真。

👆こちらは2年前に撮った写真。

まさに、ハロアルの20年の「軌跡」が生み出した「奇跡!」

お後がよろしいようで!

予防歯科メインで再びフィリピンへGo!してきました

先月末に、名古屋のかすもり・おしむら歯科クリニックの押村憲昭先生のお誘いで、フィリピンのマニラから車で約2時間、アンヘレスと言う都市の小学校6年生に「予防歯科教室」を行ってまいりました。

今回のフィリピンの小学校で行った
予防歯科授業の概略です。

マニラ中心部から車で約2時間ほど行った公立の小学校6年生160名にハブラシ指導を中心とした予防歯科授業を行ってきました。

私の作った口腔衛生指導用の紙芝居をプロジェクター等を使ってのスライドショーで日本の衛生士さん3名が中心となって授業を行いました。

👆スライド係の私

👇以前から「つくばサンライズロータリークラブ」で歯科医師として歯科医療ボランティア活動をされている長谷川亮先生にも協力していただきました。

その後
生徒さんひとりひとりに
歯ブラシ、手鏡、紙コップ、染め出し錠剤タイプを渡して各自で歯垢を赤く染め出しをしました。

手鏡を見ながら歯ブラシを使ってスライドショーにあったペングリップ、「小刻みに動かす磨き方」で、赤いプラークを除去してもらいました。

手鏡と歯ブラシは、生徒にあげて家でも引き続き鏡を見ながら歯ブラシをしてもらうように伝えました。(鏡を見ながらの歯ブラシでないと自分の歯ブラシの動きが分からないので)

👆手鏡、歯ブラシ、紙コップを配る私

その後
Googleフォームで作成したスマホからできるアンケートをQRコードで生徒さん達に配り、そのアンケート結果からフィードバックして次回の歯ブラシ授業に活かす事ができます。

アンケート結果として
歯磨きを1日2回以上している生徒は殆どでしたが、歯磨き粉の正確な使い方を知らなかったり、歯ブラシの交換時期を知らない生徒さんが多かったり、歯ブラシ一本を家族で使い回している家庭も意外にも多かったり、その場だけでは分からない各家庭や地域の公衆衛生の背景が見えて来ますので今後の授業内容への参考になります。

歯ぐきからの出血を気にしたり、口臭を気にしている生徒さんが意外といる、けれど歯並びの悪さはあまり気にしていないなどという事も分かってきました。

👆すでに大臼歯に大きめな虫歯があります💦

👇おやつ指導に励む押村先生。実は、フィリピンには「ミリエンダ」と言うおやつを必ず一日に2回とるという習慣、文化があるのでむし歯が減らないという理由もあります。日本では考えられませんが小学校でも甘いおやつが簡単に購入できてしまうという生活習慣背景もあります💦

👆小学校前には、アイスクリームや、甘いシロップ漬け果物を売る屋台がおやつタイムを狙って売りに来る!生徒が買いに行くのは自由なのさ (^_^; アハハ…

👆小学校の目の前には、常設の「サリサリストアー」(お菓子、食べ物や生活雑貨を販売する小さ目なお店)が完備!わぉ~、これじゃ、むし歯になっちゃうよね~、どがんかせんといかん。

さらに追加の問題として
フィリピンの歯ブラシが
基本日本の歯ブラシの約1、5倍の大きさがあり
ほとんどの子供がこの大人用を使っていました。

スーパーでも
アジア人の歯の大きさに合った小さめの歯ブラシを見つける事も難しいのです。

👆明らかに、デカっ!

👆マジ、でかっ!アメリカンサイズかいっ!

そして「ミスター・ジョリ男」な私は
ここでもジョリビーのお面を被って、

「Let’s brushing for 3 minutes after
Eating and Drinking!」
と歯ブラシを片手に叫んで回りました。

👆若干のホラー感アリ。

👆どの様な方法でも、生徒さんの脳裏に焼きついて記憶として残って生活習慣として行動変容につながる事が生活習慣病としてのむし歯と歯周病を改善・予防する策になるのだと思います。

おかげで
小学校を去るまで私の顔を見るたびに
生徒さんには「ジョリビー!ジョリビー!」と言われ、また先生方には
「ミスター・ジョリ男」と言う形で認識されました💦

とにかく
正しい歯ブラシの方法が🪥自分ごととして身についてくれれば良いです。

この事は
フィリピンだろうが日本だろうが人間である限り生活習慣病である限り同じ事です!

でも、小児用歯ブラシやタフトブラシ等を配ったらもっと最後臼歯部遠心のプラークも簡単に取れたのに!と思いました。

次回への課題ですね。

ただ今回は座っての移動が多くて
私のガラスの腰と心は、ヒビだらけです(笑)

割れた心の破片は拾ってきたので
おうちのスパボンでくっつけたいと思います。

ところで、今回のデンタルミッションの中で私が押村先生に今年の上半期流行語大賞を頂いた言葉
「ボランティアには、即効性があるが持続性がない」
にあります様にその後の継続が難しいものです。

それを防ぐためは、
「伝える事も大切なボランティア」とし周りの人に「伝える」事がひとつの方法かと私は考えております。

👆押村先生、貴重な体験をするチャンスをいただき本当にありがとうございました。

これからも、「歯ブラシ1本で救える命がある」この事を国境を越えて世界の人々に伝えてまいりましょう!

【追伸】
アンヘレス予防歯科ボランティアから返って来ました。

無事に日本に着きました。

まず日本のホテルのシャワー水圧に🚿感動しております(笑)

これも海外に行ったからこそ、日本のありがたみが分かる、
まさに
あたりまえの「あ」からありがとうの「あ」へ
ですね✨

2024ハロアルから無事に帰ってまいりました!

2月7日~2月10日に「ハローアルソン・フィリピン医療を支える会」の現地医療活動に参加してまいりました。
みなさまから預かりました歯ブラシ、未使用のタオルも支援物資として日本の高校生達に協力してもらい配布してまいりました。
今回は、その報告をさせて頂きます。

今回は、歯医者、歯科衛生士、耳鼻科医、看護師、高校生、一般参加者など総勢101名のメンバーで現地医療活動を行ってまいりました。

↑このように治療ブースも広い体育館に一から準備してゆきます。

現地は、30度の高温、多湿で汗だくで治療を行ってゆきます。

一緒に手伝ってくれる高校生達に私たちは厳しいフィリピンの医療事情を伝えてゆきます。
フィリピンでは、むし歯一本の治療が20万円前後するので、1日の稼ぎが約1000円ほどの彼らにとっては日本では当たり前の歯の治療も高額で受けることができません。

12歳前後の前歯や奥歯の永久歯の大きなむし歯が目立ちます。日本ではここまで大きなむし歯は殆ど見かけません。小学校などで歯ブラシの仕方など予防歯科教育を受けることができるからです。

我が次男のみっちゃんが一生懸命に私の治療を手伝ってくれます。

↑ちなみに、こちらは長男の のぶちゃん。7年前にみっちゃんと同じようにこのハロアルでフィリピンの人たちのために一生懸命に頑張ってくれていました。(やっぱり兄弟、なんか顔が似てるわね!)

↑先ほどの前歯のむし歯の子どもはみっちゃんと同い年(14才)です。
同じ年齢でも国が違えば歯に関してもこれだけ「医療格差」が生まれてきます。ちなみに、みっちゃんはむし歯が一本もありません。

↑みっちゃん、ナイスアシスト!

↑みっちゃん、ナイススマイル!

地元の高校生まおちゃんも、怖いのを我慢しながら抜歯される患者さんの頭を必死に押さえてくれています。ありがとう!

それだけではなく、歯の予防方法、歯ブラシの仕方も自作の紙芝居で指導してくれました。
教育とは、知識を貯めることだけではなく、人の健康を生み出すこともできるのです。

ナイススマイルまおちゃん。

高橋親子も今回のハロアルに満を持して参加です。

ナイスガイのようちゃんも、よう頑張った!(ダジャレやで)

当歯科医院の歯科衛生士、梨本、山崎も予防ブースにて活躍!

むし歯と歯周病の原因「歯石」をクリーニングしてゆきます。

もちろん、高校生と共に紙芝居を使っての「歯ブラシ教室」も実施。

高校生と共に歯のクリーニング。
まさに当歯科医院の理念である、歯を「なおす」から「まもる」を海外でも実践してくれました。ありがとう!

「治せる衛生士」は国境を越えて大活躍です!

国境を越えて活躍する二人の歯科衛生士の笑顔に乾杯!
ちいちゃなボクの小粋なオン・ザ・前髪にも乾杯!!

高橋父も市川さんもシャワーブースで大活躍。

耳鼻科ブースでは木村先生(実は、プロのミュージシャン)も大活躍。

ジョリビースマイル vs みっちゃんスマイル。

みっちゃんスマイル vs ミニ・ジョリビースマイル。

昼休みにはみっちゃんのシャボン玉ショー開催。

子ども達は、大きなシャボン玉に大喜び!ナイス、みっちゃん!

この現地歯科医療活動では、どうしても抜歯する治療が多くなってしまいます。なぜなら、日本であれば治療を行うことで歯を残すことができるかもしれません。

続けて通うことのできない、もう二度と治療をしてもらえるチャンスがない彼らに対して最低も、最高もなく一回で痛みから解放するために歯を抜く治療をするしかないのです。
そのような厳しいフィリピンの現状も私たち大人は、治療する中で高校生達に伝えてゆきます。

ですが、このリンダさんのケースのように、する方もされる方も嬉しい「WIN-WIN」な関係になれる治療も今回は行えました。
患者のリンダさんは、現地のボランティアの方で、私達の活動中ずっと一人で私達が使用するトイレを掃除してくれていた方です。
フィリピンのトイレは、水圧が弱く水が流れないことが多く清潔さを保つために私たちが使用するたびに黙々とトイレ掃除をしてくれていました。感謝しかありません。

リンダさんの前歯の隙間を、レジンという硬化プラスチックで埋めました。
審美治療のひとつです。
やはり女性は毎日鏡を見ることが多いので前歯の美しさが気になります。

↑リンダさんと大喜びの1枚!美しくなり過ぎてリンダこまっちゃう!!
日本の歯科医療が国境を越えた感動の瞬間です。

「笑顔」には、国境も言葉の壁もないのだと思います。

そして「できる人が、できない人のために何かをする」ことは、人間が生きるための本質ではないかと思います。

フィリピンの貧困地域では、このハロアルの現地医療活動を8年越しで待ってくれています。

これからも「ハローアルソン・フィリピン医療を支える会」へのご協力を宜しくお願い致します。

ハロアルに行ってまいります。

明日より、中2の次男みっちゃんと「ハローアルソン・フィリピン医療を支える会」の現地医療活動に参加してまいります。

ハロアルメンバーが現地で着る今年のハロアルTシャツは、明るめの色をチョイス!
猫のミルちゃんも興味津々!

↑今年は、Tシャツのポケットのデザインです。小粋でオシャレ!

バックプリントは歯ブラシを持った妖精さん。可愛らしいですね。

世界各地で戦争や紛争により多くの命が失われていることに心が痛みますが平和な世界を築くために、お互いの理解に努め、協力していくことの大切さを高校生達と共に肌で感じてきたいと思います。

そして、 フィリピン医療ボランティア活動にて カッコいい大人の背中と言うものを 高校生達にも見せてまいります。

「できる人が、できない人のために何かをする」 理念のもとに。

当歯科医院の新人衛生士2名も同行します。
世界に通用する「治せる衛生士」の第一歩を感じて欲しいと思います。

ハロアル支援物資

先日
県立直江津中等教育学校の中1のみなさんへ講演会に行ってきました。
タイトルは、
「1本の歯ブラシで救える命がある
~歯医者さんは、なぜ海外ボランティアに参加したのか~」
です。

その後、みなさんが声を掛け合って修学旅行の歯ブラシを集めてくれて、歯科医院に持ってきてくれました。

人間の生きる本質
「できる人ができない人のために何かをする」
の理念のもと、早速「素直に聞いて、素直に行動」してくれた皆さんに心から感謝申し上げます。

来年の2月には、ハロアルの現地活動も再開できると思いますので、皆さんの心と一緒にこの歯ブラシをフィリピンの恵まれない皆さんに届けてきたいと思います。