ハロアル支援物資

先日
県立直江津中等教育学校の中1のみなさんへ講演会に行ってきました。
タイトルは、
「1本の歯ブラシで救える命がある
~歯医者さんは、なぜ海外ボランティアに参加したのか~」
です。

その後、みなさんが声を掛け合って修学旅行の歯ブラシを集めてくれて、歯科医院に持ってきてくれました。

人間の生きる本質
「できる人ができない人のために何かをする」
の理念のもと、早速「素直に聞いて、素直に行動」してくれた皆さんに心から感謝申し上げます。

来年の2月には、ハロアルの現地活動も再開できると思いますので、皆さんの心と一緒にこの歯ブラシをフィリピンの恵まれない皆さんに届けてきたいと思います。

病後の一発目!

みなさま、こんにちは。

羽尾歯科医院 春日山の羽尾です。

今期一回目の院内セミナーを6月4日に開催しました。


昨年は、入院のため途中で開催を中止しなければなりませんでしたが、今年は無事に5回コースをこなせそうです。ぜひとも、皆様のご参加をお待ちしております。

今回は、その初回として「歯医者さんはなぜ、海外へボランティアに行ったのか?」です。

本題の前に、しっかりと予防歯科のお話もさせてもらいました。

夏場を迎えて飲む機会の多くなるソフトドリンク&スポーツドリンク。
その中には、結構な砂糖が入っております。

そして、1日5回以上の飲食をすると虫歯のリスクは約2倍になります。
朝昼晩の食事の3回を除けば、食事以外で2回以上飲食する人は要注意!ということになります。


アメちゃん1個でも飲食1回となりますので「量が少ないからノーカウント」というわけにはいきません。
「チョビチョビ食べ」や甘いドリンクを頻繁に飲む人は要注意です。

飲食の回数を減らすには、時間を決めて食べること、やむを得ず出先などで飲食してしまったらうがいや、水や、お茶を飲んでお口の中の酸を中和する方法も効果があります。

そして、本題の「歯医者さんはなぜ海外ボランティアにいったのか?」のお話へと続きました。

フィリピンには貧しくて歯ブラシが変えない人々が多くいます。

次回は、7月2日(土)12:45より開始です。
テーマは、歯を「なおす」から「まもる」へ です。

参加希望の方は、プレゼントの準備もありますので、お手数ですが羽尾歯科医院 春日山(電話:025-527-4618)までお電話ください。

お待ちしておりマッスル 😊👍😁👍

「講演会始め」に際しまして、熱いアツアツのメッセージを語ってまいりました(ハンバーーーグ‼)🍴

みなさん、こんにちは。
県立直江津中等教育学校にて、今年の「講演会はじめ」を行ってまいりましたた。対象は、中学一年生の生徒さんです。

タイトルは「歯医者さんは、なぜ海外ボランティアに行ったのか」です。

歯の予防のお話と言うよりは、人生の先輩として、なぜ私が歯科医師という職業を選択したのか、なぜ、フィリピンでの歯科医療ボランティアに参加するようになったのかという内容が中心の講演会でした。

まず、「しごと」についての考え方について。

「しごと」と「職業」をごっちゃにしないでね、と言うこと。

あくまで、「職業」は「しごと」と言う目的を達成するための「手段」であると言うこと。

ごっちゃにしてしまうと、「職業」に就くことが目的になってそこで終わってしまうパターンも多いのです。
その先を見失ってしまうことも多い。

そのようにならないためにも、

私の今までの人生を紹介しながら、多感な10代のときに「肌で感じること」の大切さをお話ししてきました。

世界には、自分の知らない世界が、価値観が、文化がいっぱいあります。

そして、その経験があなたの可能性を広げます。

人のために役に立つと言うことは、人間の生きる本質なのかもしれません。

今回は、まとめのスライドに、

私の昨年の夏の入院と患った病気のお話しもしました。

私自身、初めてのつらい経験でした。

マイナス思考のスパイラルに入り、肉体的にも精神的にもやられました💦

病室でハロアルの写真を見たときでした。

笑い顔を作るだけでも、笑うふりをするだけでも脳にはセロトニンというプラス思考の幸せホルモンが出てきます。

この「笑顔」はどうかと思いますが。
それぐらい、病室にいるときは笑えなかった…でも、無理にでも笑顔を作ってみました。

今、つらい状況にある人も、命を取られるわけではないのですから開き直って「笑えば」いい。

笑えない環境にいるのならば、そこから逃げて場所を変えて、笑える、笑顔になれる場所を見つけて、ひとり声を出して笑えばいい、笑うふりだけでもいい。

そして、ちょっと元気になったら、自分のできる「人を喜ばせること」や「人の役に立てること」を見つけて、小さなことでいいからチャレンジしてみてください。

「支えあいの心」を大切に、忘れずに。

私は、歯科界の中村哲医師のようになります。

がんからもらった、おまけの人生
フィリピンに「歯ブラシセンター」を作りたいと思います✨

小学校で講演会を行ってきました。

先日、退院後初の講演会を行ってまいりました。

有田小学校の6年生の「キャリア教育」の授業の一環として呼んで頂きました。

講演会タイトルは、「歯医者さんは、なぜ海外ボランティアに行ったのか」です。

上越市立有田小学校は、新校舎で内装には木材をふんだんに使いとても居心地の良い小学校でした。

みなさん、とても真剣に私の話を聞いてくれました。


私も病み上がりではありましたが、生徒さんの素晴らしい「あいさつ・返事・笑顔」に刺激と元気をもらい、無事に講演会を終えることができました。
フィリピンの子供たちの劣悪な環境についてお話ししました。
フィリピンでは、1日1食の人が多く、いつもおなかが減っているので歯ブラシよりもお米を選んでしまいます。
ですから、歯の予防が殆どできない状況です。
私たちは、高校生と協力してフィリピンの人たちの歯の治療を行います。
感謝の気持ちを忘れずに。
ボランティア活動という社会貢献は自分を大きく成長させてくれます。
ボランティア活動の紹介動画の時に流れる「糸」を一緒に歌ってくれました。

講演中、放射線治療の副作用のドライマウスの症状ため口の中はカラカラに乾きやすい状態でしたが、真剣に聞いてくれた生徒さんみなさんのおかげで私の心は、高原の朝の朝露が木々の葉を湿らすようにように潤いました。

お後がよろしいようで。

心温まる手紙

みなさん、お元気ですか。

お久しぶりでございます。

退院後は、がん治療の副作用の口渇と味覚障害が思ったよりも強く、液状の栄養剤しか口にできなかったものでブログもなかなか書く気力を失っておりました。

「医食同源」と言うことを身をもって感じました。

味覚障害に関しましては、その症状に応じて漢方なども服用しておりました。
そのお話しは、また後ほど詳しくブログで書かせて頂きます。

その前に、先日私が毎年2月に高校生たちと共に参加しております「ハローアルソン・フィリピン医療を支える会」の医療ボランティアの団長であり、私と同い年(今年で夢見る48才、昭和48年生まれ)でもあり、栃木県で歯科医院を開業されております関口 敬人先生から、心のこもった、心に響く手紙が届きましたので、ぜひみなさまにも読んで頂ければと思います。

左から、私、関口団長です。

(以下、関口先生からの手紙の内容です)

先日、祐介から電話をもらい、ハオチャンの病状の事を聞きました。
突然のことで正直大変驚きましたが、発見も早く、ステージ1ということを聞き、まずは一安心し本当に良かったと胸をなでおろしました。

このようなことを周囲に言うのはなかなか難しいことだと思います。
ましてや私など何もしてあげられませんが、せめてハオチャンの回復のために今日から祈り続けていますね。

このコロナ禍での闘病生活は大変だったことでしょう。
家族にも会えず、さぞ心細かったことと思います。
仕事の事、スタッフや患者さんの事、そして家族や将来の事、心配すればきりがありませんね。

しかし、ハオチャンには良妻とあの父親よりもしっかりしている子供たちがついているのだから、今はゆっくり、しっかり体を治してください。

以前、ボス(この会の会長:林先生)が脳幹内出血で倒れられた後、こんなことを言っていました。

「後遺症もなく元気になれたのは ‘’徳” の御かげ、しかしこれは自分が積んだ徳ではなく、幼いころ死別した父親の徳であったり、ご先祖様の徳によって私は救われた。

だからこれからの人生で自分が子供たちや孫たちの為に徳を積むようにする。」

私はその言葉を聞きながら、自分も体調を壊した時や何か物事が解決した時にふと思い出すことがあります。

言じるか信じないかは自由ですが、もしそのような事ならば、なおさら救われ、助かった命により感謝でき、これからの人生をもっと有意義に使えそうだとは思いませんか?

ハオチャン、恐らく私たちはまだ世の中に必要とされていると思うので ・・(笑)是非今は心と体を休めて下さい。

ハロアルはコロナ禍の為に現地活動が延期となっています。
しかし何か不思議な感じがしますね。

このような時にハオチャンも祐介も病気やケガと向き合うこととなり、それが運命的に現地活動が延期となっているとは ・・。

このハロアル医療活動の現地統括者で歯科医師でハロアルレディオのDJでプロの歌手でもある今西 祐介先生( greeeen のうちのひとりではないよ)

もしこれが平時の時ならば、この会にとって大きな柱を2本も失って活動をするところでした。

これを簡単にボランティアの神様のおかげと考えたくはありませんが、人間どのような運命の歯車が回っているかわかりませんね。

ハオチャン、ハオチャンと出会ってもう何年たったでしょうか。
今お互い心も体も50歳を前に良 い節目を迎えつつあります。
いつまでもお互いを叱咤激励できる仲でいるためにどうかしっかり治してください。

私も十分気を付け、また再び一緒に頑張りましょうね。
月並みですが、診療のことでもボランティアのことでも私に力になれることがあったらいつでも 言ってくださいね。

何故かって?そりや,友達だからだろ! ! !

では、 静養中、今度こそはウケるギャグとマジックをしっかり考えておいてください。

(以上です。)

私は、この手紙の内容が心に大きく響き、改めて国境を越えてのこの医療ボランティアを続けてきて良かったと心の底から思いました。

この手紙は、「私の棺桶に入れますリスト」の5番目に入りました。

そして私がこの手紙を読んで感じたのは、夫婦や親友と言うものは、「価値観」を長く共有できる「同志」に近い存在なのではないかということでした。

このボランティア活動から私が学んだ価値観は、

・できる人ができない人のために何かをする

・楽しいから笑うのではない、笑うから楽しくなる

・あたりまえの「あ」からありがとうの「あ」へ

関口団長からの手紙を読んで、がんを経験した後の私の「第二の人生」は、国境を越えて「徳」を積むことにポイントがあるように感じました。

これからも、海外で「ハローアルソン・フィリピン医療を支える会」の活動にも、日本の自分の歯科医院でスタッフと共に協力して歯を「なおす」から「まもる」ためにも日々精進し、「徳」を積んで参りたいと思います。

そして、これからの命を世界の恵まれない人々のためにも有意義に使いたいと思います。

今後ともみなさまのご理解とご協力のほどよろしくお願い致します。