はおっこ通信2月号

〈ごあいさつ〉


2月になりましたが、今年も雪が少なくてびっくりですね。12月に交換したスタッドレスタイヤがなんだかもったいない気がしますね。(笑)


仕事前の雪かき(これからは死語になってしまうのでしょうか(・_・?)ハテ?)がなく私達にとっては助かりますが、スキー場や、暖房器具を販売する電気屋さんなどは困っているのではないでしょうか?
 
これも地球温暖化の影響なのかもしれませんが、自然からのしっぺ返しが来ないよう、二酸化炭素の削減に努めてゆきたいと思います。 E(^。^)g_ファイト!!




<Dr.羽尾のちょといい歯なし>


「博嗣(ひろつぐ)!!よく咬んで食べなさい。」 


「博嗣!!よく咬んで食べなさい。」 ←博嗣(ひろつぐ)は、私の名前です。
 
「よく咬まないと栄養になりませんよ。」
 
「それにお腹を壊しますよ。いいですね。」
 幼い頃の私は、食事時ともなれば母にこう言ってよくしかられたものでした。我が子可愛さ故の躾の一環だったのでしょう。

ところで、この「よく咬んで食べなさい。」と言う言葉は、単なる躾だけでなく、歯科医師の立場からも、これは‘お口の健康’ひいては‘全身の健康’の為に、『とても理にかなった言葉』だと言えることなんです。






近年では、食物に火をよく通したり、細かく切ったりと、柔らかく食べやすく調理されています。つまり、歯をあまり使わなくても食べられるようになっています。しかし、歯はやはり使わなければ虫歯や
歯槽膿漏(しそうのうろう)になりやすいといえます。
そこで、「よく咬む」ということを考えていきたいと思います。
まず食物をよくかみ砕くことで、胃腸の消化吸収機能を助けます。これは、唾液も十分に分泌され唾液と食物をよく混ぜ合わせる事にもなります。唾液は消化液の一つでもあるので、こういうことだけでも胃腸を助けます。また唾液は、口の中の細菌のバランス、調和を図るという役割も果たしています。虫歯菌などの口の中の悪玉菌の増殖を抑制し、口の中の健康を保ちます。唾液が減ると虫歯、歯槽膿漏、口内炎になりやすくなるのは、このためです。



次に、「よく咬む」ことは顎の力を強くし、顎の発育を促します。顎の力があれば固いものもよく噛めるので、歯ごたえのあるものもどんどん食べられるようになります。また顎が大きくなれば歯の並ぶスペースが確保され、ガタガタした歯並びになりにくくなります。 そして、過食や肥満予防、ダイエット効果も期待できます。よく咬んで食事をすると、必然的に食事に時間がかかります。満腹感は食事を始めてから30分ほど経ってから感じるので、ゆっくり食べれば少ない食事量で満足できるのです。ひとくち30回噛んでから飲み込みましょう!




これらの事を考えると、歯、口の健康、全身の健康のためにもよく咬んで食べるということは重要であるといえます。また、歯も臓器の一部であり、蔑(ないがし)ろに出来ない事が分かると思います。

〈スタッフコラム〉
これからインフルエンザが流行する季節です。ばい菌はお口から入ります。日々のうがい、手洗いにくわえてマスクの着用が効果的です。
自分の身を守るため日中はもちろん寝るときにもおすすめです。また、寝るときにぬれたままの洗濯物を部屋干ししていると湿度が上がり、浮遊しているインフルエンザウィルスに水分がくっついて重くなって床に落ちるため口から吸いこんで感染するリスクが減少します。



当歯科医院でも予防対策としてマスクを玄関に設置しておりますのでご自由ににお使いください。


(受付:横山)