相手の身になって

コロナ禍の中、最近の皆さんの心がストレスでいっぱいいっぱいになっていませんか?

コロナ禍での人間関係でへこんだり、逆にとがったりしていませんか?

そんな皆さんに「心の処方箋」的な話題をひとつ。

人生の中で一人の人間が出会う人数はおよそ3万人と言われています。

これは世界人口のたった0.0004%であり、その中でほんの一握りの人達が友人となり接点を持ちます。

私も47年間の中で歯科医療や医療ボランティアを通じ沢山の人達と出会うことができました。

この年になりますと、ひとつひとつの出会いが「奇跡」なのだと感謝しております。

だからこそ、コロナ禍の少しギスギスしている時だからこそ、

「相手の身になって」

この言葉がコロナ禍でも人間らしく、自分らしく生きるための「魔法の言葉」のひとつになるのかもしれません。

皆さん、「イラッ」としたときは、一度深く深呼吸をして「相手の身になって」考えてあげてみてください。

そのことが、きっと自分のためにもなると思います。

コロナ禍のこんな時だからこそ、新・習慣を!

コロナ禍で、自粛生活が続くと心も疲弊してきますよね。

ストレスがたまって、周りの人への対応もきつくなりがちです。

そんな時こそこの「スリー・グッド・シングス」の習慣が生きてくるかもしれません!

「スリー・グッド・シングス」法で翌日も元気に!

「スリー・グッド・シングス」法とは、その日に体験した良い出来事を3つ書き出す方法です。
こうすることによって、幸せな気持ちが強くなるだけではなく、うつ的な気持ちが軽くなることが分かっています。

寝る前に少しだけ時間をとって、よかった出来事を3つ書き出し、心の力を高めて毎日を元気に過ごすようにしましょう。

そして、私がフィリピン医療ボランティアの活動の中で学んだ『あたりまえの「あ」から、ありがとうの「あ」へ』の気持ちもコロナ禍での心のあり方において大切なことのひとつなのかも知れません。

  

歯周病菌は万病の元、 今すぐ適切な口腔内ケアを!

歯周病とは、歯と歯ぐきの間で細菌が繁殖し、歯の周りで炎症を起こす病気です。

悪化すると歯が失われることに加え、歯周病菌が歯ぐきの血管から侵入して体をめぐり、全身で様々な病気を引き起こす原因にもなります。

これまでに分かっているのは、糖尿病や非アルコール性脂肪肝炎などの生活習慣病のほか、心臓病や脳卒中、最近では認知症のリスクを高めるということが分かってきています。


また、高齢者に多い誤嚥性肺炎や、女性の子宮内膜症、早産、さらには骨粗鬆症や関節リウマチにも、影響があることが報告されています。

歯周病をはじめとする、口の中の悪玉菌は、内臓脂肪を増やし肥満を悪化させる要因であり、万病のもとであると言えます。

さらには、口の中に悪玉菌が増えてくると、コロナウィルス、インフルエンザウィルスが体内に入り込みやすくなり、ウィルス性疾患にかかりやすくなります。

ということは、お口のケアをするだけで多くの病気のリスクを下げることができるのです。

ぜひ、この機会をチャンスに歯医者さんで適切な口腔内ケア、予防歯科を始めてみませんか!

「コロナの正しい医学的知識」は、自分の身を守ります!

年末から、新年にかけましてコロナ感染対策として慌ただしくGOTOイートもGOTOトラベルも中止され、 マスコミ報道によって「歯科医院に行くのが怖い」という患者さんが増えているかもしれません。

電車やバスなど公共交通機関を利用して通院している患者さんの中には「公共交通機関に乗りたくないから通院しない」という方もいらっしゃるかもしれません。


まず、私たち医療従事者の医師や歯科医師、スタッフが正しい情報を得ておく必要があるのだと思います。

そして、情報過多の報道からプロとして患者さんに、正しく患者さんのために役に立つ情報を伝えることができれば幸いです。

1. コロナで重症化しているのは基礎疾患のある高齢者です。感染者の症状は軽くなっており、しかも治療法も徐々に確立しています。
ただ、悲しいことに現実問題としては、コロナの隔離病棟で筋トレをしている患者さんを完全防護服に身を包んだ看護師が看護しているような状況が、 コロナ以外の疾病に対する看護師不足の要因のひとつともなっています。

2. 感染経路が家庭などに変化しています。
家族が全員一日中外出しない家庭は考えられませんから、 どこにいても感染リスクがあるということになります。
つまり「マスクと手洗い、 うがいをすることで感染を予防する」以外に対策がないと言うことが強く言えるのだと思います。

     

3. 強い感染予防に留意が必要です。インフルエンザがほぼ完全に押さえ込まれているのに、 コロナは感染者が増えています。
それは、インフルエンザよりもコロナがより強い感染力を持っているからです。
軽症か無症状でも感染すると2週間隔離されます。
自分が辛いだけでなく、家族や友人そしてその職場にまで大きな影響がでます。
感染予防に留意していただきたいと思います。

上記のことを踏まえた上で、次のことが言えます。

1. 歯科医院では、換気と空気清浄機、 さらに院内での感染予防に努めており、 安心して通院していただけることです。
歯科医院で歯科医療従事者から患者さんが感染した事例は1件も報告されていません。予約制なので、混んだ待合室で長時間待つこともありません。
感染予防を徹底していますので、 安心して通院いただけます。


2. 口腔ケアでコロナ感染症の予防効果があると言うことです。
 コロナウイルスは舌の上の細菌が作る毒素を受容体にします。
 お口の中の細菌数が増えるとコロナに感染しやすくなります。
歯科医院でのお口のクリーニングで口腔内を清潔にすることにより感染リスクを低下できます。


3. コロナ肺炎の重症化予防効果があります。
コロナ感染症はウイルス性肺炎を起こします。
肺胞の細胞内で爆発的にウイルスが増殖して細胞を殺します。
死んだ細胞にむし歯菌や歯周病菌が入って増殖しさらに細菌性肺炎になります。
細菌が血管から体内に入って菌血症になり、 基礎疾患によ って免疫力が低下していると、多臓器不全を起こして死に至るのです。

4. むし歯も歯周病も時間をおくと悪化すると言うこと。
コロナ感染が怖いからしばらく様子をみると、その間に、確実にむし歯も歯周病も悪化します。1 ヶ月も経過すると、 症状が進み重症化していきます。

つまり、
「コロナに感染するリスクを下げるために歯科医院に来てください」
「コロナで重症化したくなければ歯科医院に来てください」
と言うことをみなさんにお伝えしたいと思います。


正しい予防知識を武器に、コロナに対して「正しく恐れる」と言うことを忘れないようにしましょう

令和3年 あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

よいよ2021年、令和3年がスタートしました。
今年はどんな年になるでしょうか。

月並みですが、みなさんは今年の目標などは何か立てましたでしょうか。

私も毎年立ててはいるのですが、毎日の生活や日々の忙しさに怠け、一年を過ぎ

ると新年の目標すら忘れてしまいます。ましてやコロナ禍の影響が生活を大きく
左右する今、さらに意識することを忘れがちになります。

コロナ感染の対策、対応については政府をはじめ各行政が知恵を絞っております

が、それ以上にあらゆる番組で有識者やタレントさんなどが各々の意見や批判を
言うものですから、一般の国民は何を聞き入れ、何に従ってよいのか大変です。

やはり、「自分の身は自分で守り、他人の身を傷つけないようにお互い協力しあ

って生活をする。」これに尽きますね。

では、みなさま今年も宜しくお願い致します。