8月2日に歯科口腔保健推進法が成立 \(^o^)/

 8月2日、国会で「歯科口腔保健の推進に関する法律」(歯科口腔保健推進法)成立しました。

  法律の内容は、口腔の健康が「質の高い生活を営む上で重要」と指摘したうえで、虫歯や歯周病等の予防措置を前面に打ち出し、歯科医療関係者はもちろんのこと、国民、国、自治体を挙げて日本全体で取り組もうというものです。

 歯の本数が少なかったり、噛み合わせが悪いと、肩が凝ったり、頭痛を起こしたりします。噛むことで、脳が刺激され認知症の予防につながる例も報告されています。さらに、最近の研究では、バランス能力や俊敏性、視覚、聴覚も口腔の健康と密接に関係していることが分かっているそうです。

 日本歯科医師会と厚生労働省では、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という「8020運動」を平成元年から提唱しています。親知らずを除く28本 の歯のうち、20本以上自分の歯があれば、 ほとんどの食物を噛みくだくことができ、体全体の健康にも大変良いということが分かっています

「歯科口腔保健の推進に関する法律」には主に次のような項目が盛られています。

○国と自治体は国民が定期的に歯科検診を受けることを勧奨すること(第8条)
○国と自治体は障がい者や介護を要する高齢者等が定期的に歯科検診・治療を受けられる施策を講じること(第9条)
○国と自治体は、口腔の健康に関する実態調査や口腔の状態が全身の健康に及ぼす影響の研究、歯科疾患の予防と医療に関する研究を推進すること(第11条)
○厚生労働大臣は施策実施のための方針、目標、計画等の基本的事項を定めること(第12条)

 今後、国民全体で歯科検診への意識が高まるでしょうし、寝たきりの方々への訪問検診や治療の環境が整備されることにもなるでしょう。歯科医療に対する客観的データも蓄積され、私達みんなの健康増進に役立つはずです。

 

 今回の法律は、これからの歯科医療のあるべき方向性を示していますが、何よりも、私達が何歳になっても自分の歯で食べ物をおいしくいただけ、健康でいられる法律として大きな意味があると考えています。